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レザークラフト

2022.02.04

「がばっと開いて小銭の見やすい長財布」について③

つづきです。

この長財布の内装は、ラウンドファスナータイプの中ではおそらく、唯一の造りだと思います。

(他に同じようなものがあったらすみません…そのときは勉強不足ということで)

ファスナーを開くと内部のすべてが小銭入れとして機能します。

これだけ小銭が見やすく、アクセスしやすい財布はほかにないだろうと思っています。

札は小銭入れの仕切りの横。

カードは側面にカードスロットとして6か所×2

小銭入れの仕切りが稼働するので、紙幣もカードも十分に見やすく使えます。

デメリットは紙幣の収納量が少ない、仕分けする仕切りがない、といったところでしょうか。

それも逆手に取るとするなら、3号ファスナーを用いて非常に薄型。かつ約150グラムという軽量な財布に仕上がること。

普段使いの財布としてすっきり持ちたい人にはぴったりのはずです。

ラウンドファスナー長財布といえば↑のカタチ!

という固定観念を取り払ってやれば、まだまだ自由にあたらしい財布は生まれるはず。

ただし、王道を外れて邪道にならぬように、邪道でなくともそこは獣道なので、切り開くには困難があることは確かです。

まとめます。

・ラウンドファスナー型としては作りやすい

・パーツ点数が少ない

・小銭の見やすい独自構造

・軽くて薄い

この4点が「がばっと開いて小銭の見やすい長財布」の長所となります。

作り手にとって作りやすく、買い手にとっては使いやすくてお求めやすい。

僕がもっとも理想とする生産者と消費者がwin-winの関係になれる商品だと考えています。